[ スール・スーリール ]     Sœur Sourire




オールディーズ 60年代 ドミニク




♪  Dominique  ( ドミニク )  ♪




 




♪ Dominique  ( ドミニク ) ♪   1963


Sœur Sourire [ ♪ Dominique ( ドミニク ) ♪ ] を "youtube" で聴いてみる …




出だしの 「 ドミニークニックニク … 」 は、皆さんいつかどこかで、必ずや聴いた事があると思います。

又、一度聴けば何となく、耳から離れられないメロディーですよね。

ベルギーの修道女達が軽い気持ちでギターを手に取り、修道院内で布教目的に作ったもので、慈善バザーなどで売られていましたが、

美しいメロディーがフランスやベルギー国内で大評判となり、直ぐにアメリカに飛び火しました。

アメリカでは、基本的には英語の歌しかヒットしないものですが、

この「 Dominique 」 は数少ない例外の曲として、1963年のビルボードNo.1になりました。

その後も世界中に広まり、日本でも大ヒットとなりましたね。

日本ではザ・ピーナッツやペギー・葉山、又NHKの 「 みんなの歌 」 でも取り上げられました。

歌詞はそれぞれ違いますが、一番よく耳にしたのはザ・ピーナッツの歌ではなかったでしょうか。

しかし現在ではこのザ・ピーナッツの歌を聴く事は殆ど出来ません。

何故なら、ザ・ピーナッツが歌う歌詞の中に 「 めくら(盲)」 って言う、使用を憚られる用語があるからです。

又、ザ・ピーナッツにかかったら、「 ドミニク 」 も内容はそっちのけの、チョー明るいピクニックにピッタシの歌になっちまいましたが…





オールディーズ 60年代 ドミニク




" ザ・ピーナッツ " による 「 ドミニク 」 を " youtube " で聴いてみる …


オールディーズ 60年代 ザ・ピーナッツ






- Viva ! Oldies -







[ スール・スーリール ]     Sœur Sourire



ベルギーの修道院シスターたちのコーラス隊、メンバーの中心はシスター・ルー・ガブリエル (Sister Luc-Gabrielle )。 

本名 ジャンヌ=ポール・マリ・デッケルス( Jeanne-Paule Marie Deckers )。

1933年ブリュッセルに生まれたシスター・ルーは本来はバイオリニストでしたが、高校教師からブリュッセルの修道院の尼僧となり、

他の修道女と共に楽器を手に取り、彼女の作詞作曲による、「 ドミニク ( Dominique ) 」 を一緒に歌い始めました。

この歌は修道院で使うことを目的に、100枚限定でフィリップス・レコードにプレスされました。

ほとんど宣伝をしなかったにもかかわらず、噂が噂を呼び世界中で空前の大ヒットとなりました。

1964年にはアメリカの著名なTV番組エド・サリバンショウ ( The Ed Sullivan Show ) に出演。

1966年には彼女の半生を描くハリウッド映画 「 歌え!ドミニク 」 ( The Singing Nun ) という映画が作られ、

デビー・レイノルズ ( Debbie Reynolds ) が主演して話題になりました。

彼女が修道女のベールを脱ぎ捨てたのは、それから間もないことでした。

1966年7月修道院を去り、リュック・ドミニク ( Luc Dominique ) として再出発しましたが、

2,3の曲を発表するも、ヒット曲を出す迄には至りませんでした。

1980年には、「 ドミニク 」 をデイスコ調で再録音しましたがこれも失敗。

大衆に忘れ去られて1985年3月31日友人と共に服毒自殺、51年の生涯を終えたと言います。

アメリカでは 「 ザ・シンギング・ナン( The Singing Nun )」 の名で知られています。

彼女の純粋性が過ぎたのか、はたまた自己主張の強い単なる変人だったのか、一言で言えば彼女の生涯は複雑怪奇な一生であったと言えます。

又、「 ドミニク ( Dominique ) 」 のヒットさえなければ、修道院内で敬虔な修道尼として一生を終えたかもわかりません。

人の心を打つ美しい歌が思わずヒットした為に、彼女の人生は暗転したと言っても過言ではありません。





オールディーズ 60年代 ドミニク

Sœur Sourire


* [ Sœur Sourire ] Wikipedia *






  [ Dominique ]
 
  *
Dominique, nique, nique
S'en allait tout simplement,
Routier, pauvre et chantant
En tous chemins, en tous lieux,
Il ne parle que du Bon Dieu,
Il ne parle que du Bon Dieu  *
 
A l'époque où Jean Sans Terre,
D'Angleterre était le roi
Dominique notre père,
Combattit les albigeois.
 
*
 
Certains jours un hérétique,
Par des ronces le conduit
Mais notre Père Dominique,
Par sa joie le convertit
 
*
 
Ni chameau, ni diligence,
Il parcourt l'Europe à pied
Scandinavie ou Provence,
Dans la sainte pauvreté
 
*
 
Enflamma de toute école
Filles et garcons pleins d'ardeur
Et pour semer la parole,
Inventa les Frères-Prêcheurs
 
*
 
Chez Dominique et ses frères,
Le pain s'en vint à manquer
Et deux anges se présentèrent,
Portant de grands pains dorés
 
*
 
Dominique vit en rêve,
Les prêcheurs du monde entier
Sous le manteau de la Vierge,
En grand nombre rassemblés.
 
*
 
Dominique, mon bon Père,
Garde-nous simples et gais
Pour annoncer à nos frères,
La vie et la vérité.
 
*
 



   [ ドミニク ]      詞 : 福地美穂子
 
ドミニク ニク ニク 天使の様な 笑顔見せて
あの子はいつも 歌い続ける 楽しい歌を
 
ドミニクそれは めくらの少女
黒い瞳は 閉ざされていた
 
ドミニク ニク ニク あの子の目には 森も川も
見えないけれど 寂しい事は 何も無かった
 
小さな胸に いつも生きてる
神の教えを 守り続けた
 
ドミニク ニク ニク 人に愛され 人を愛する
あの子の頬に 明るい光 輝いていた
 
噂を聞いて 遠い国から
やって来た人も 皆幸せに
 
ドミニク ニク ニク その顔見れば 人は皆んな
不思議な事に 苦しさ忘れ 仕事に励む
 
朝は誰しも 太陽を仰ぎ
夜は静かな 眠りに落ちた
 
ドミニク ニク ニク 可愛い娘 神の使い
あの子はいつも 歌い続ける 明るい声で
あの子はいつも 歌い続ける 明るい声で
 









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