[ サイモン & ガーファンクル ]     Simon & Garfunkel




オールディーズ 60年代 サイモン & ガーファンクル




♪  El Condor Pasa  ( コンドルは飛んでいく )  ♪



♪  Scarborough Fair  ( スカボローフェア )  ♪



♪  The Sound of Silence  ( サウンド・オブ・サイレンス )  ♪




 




♪ El Condor Pasa  ( コンドルは飛んでいく ) ♪   1970


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アンデスのフォルクローレの代表的な曲として知られるこの曲は、かつて栄えたインカ帝国の子孫で、

今は広くペルー・ボリビア・チリにまたがるアンデス高原に住んでいる、インディオ達により伝統的に歌われたものです。

これを元に、ペルー人の作曲家ダニエル・アロミアス・ロブレスが1913年に、オペレッタの序曲として発表したと言われています。

ロブレスはアンデス山地を歩き回り、インディオたちに伝承されている曲の収集。

録音機等無い時代、懸命に譜面に残し、そして出版しました。

採譜した曲は優に700曲を超えたと言ってます。

ポール・サイモンは1960年代フランス滞在中に、アルゼンチン人の 「 ロス・インカス 」 による演奏でこの曲を知り、

歌詞を付け加えてアレンジ、1970年のアルバム 「 Bridge Over Troubled Water 」 に収録し発表したところ、

これが世界的な大ヒットとなりました。

日本でも昭和30年代後半に南米のフォークソング・ブームがあり、

「 花祭り 」 や 「 コンドルは飛んで行く 」 を演奏するロス・インカスは結構有名でした。

ポール・サイモンの作ったこの曲は、何とも不可解な内容の歌詞ですよね。

この裏には、当時のソ連に対する消極的抵抗を表しているという説があります。

それにしてもこの歌を聴くと、どこまでも青い・青いアンデスの大空の中、

一羽のコンドルが悠々と飛翔する姿を、如実に思い出す事が出来ますねえ。 実に雄大です。





60年代・オールディーズ コンドルは飛んでいく




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- instrumental -







 




 ♪ Scarborough Fair ( スカボローフェア ) ♪   1966


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サイモンとガーファンクルの20代は、アメリカはベトナム戦争一色の時代でした。

その時代の多くの若者がそうであったように、彼等も反戦をテーマにいくつかの曲を作りました。

「 スカボローフェア 」 も、そうした反戦のメッセージが込められた一曲です。

とは言え 「 スカボローフェア 」 の源流はベトナム戦争とは全然関係無く、16世紀頃のイングランド民謡を元にしています。

サイモンとガーファンクルの 「 スカボローフェア 」 は普通は3分ちょっとの歌のようですが、

実際は一旦終わった後又最初から繰り返されて、本当は6分と少々かかる歌なんですねえ。

1966年のサードアルバムで発表され、1967年・ダスティン・ホフマン主演の映画 「 卒業 」 の挿入歌として使われました。

「 スカボロー 」 は今も、イギリス中東部・ノースヨークシャー州の北海に面した街として存在しています。





60年代・オールディーズ スカボローフェア




 




 ♪ The Sound of Silence ( サウンド・オブ・サイレンス ) ♪   1965


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1964年発表のファーストアルバム、「 水曜の朝、午前3時 」 に収録されていましたがこれが全然話題にならず、

プロデューサーが独断で、エレキ・ギターやドラム等を組み合わせて歌わせたところ、これが思いもよらぬヒット、

1966年元日の日の週間ランキングでは第1位を獲得する程となりました。

さらに追い打ちをかけて、1967年の 「 ダスティン・ホフマン ( Dustin Hoffman ) 」 主演の、

映画 「 卒業 」 のテーマ・ソングとして採用され世界的に爆発ヒットしました。

この歌も歌詞が難解で、世界中で様々な解釈がされ大いに話題を集めたものです。

解釈なんて途中で諦め、いいメロディだから聴くだけでいいんじゃないかといった人が殆どのようです。

お暇な方は一度原詩を眺めて、あれこれ思いを巡らせては如何でしょう。

日本では1966年に 「 孤独な世界 」 というタイトルで最初発売されましたが、

最終的には「 サウンド・オブ・サイレンス 」 に落ち着いたようです。




60年代・オールディーズ スカボローフェア  






- Viva ! Oldies -








[ サイモン & ガーファンクル ]     Simon & Garfunkel



ポール・サイモン、アート・ガーファンクル共に1941年生まれの、ユダヤ系アメリカ人。

二人は小学生時代からの幼なじみでした。

14歳の時に 「 トム&ジェリー 」 の名前で最初の曲 「 The Girl For Me 」 を作り、

その後音楽出版社への売り込みを開始しました。

1957年ロックン・ロール・ナンバー 「 ヘイ・スクール・ガール ( Hey, Schoolgirl ) 」 をリリースし49位のヒット。

人気アイドルになってしまったのです。

TVにも出演、ジェリー・リー・ルイスと一緒にステージにも立ちました。

その後変名で数枚のシングルを出しましたが何れも不発。

大学を出たポールは、当時フォーク界のヒーローとして大活躍していた

ボブ・ディランにあこがれ、イギリスへの旅に出ます。

ヨーロッパを旅行していたアートと合流し、イギリスのフォーク・クラブでのライブ活動を続け、

少しずつその名がマスコミに知られるようになって行きました。

1964年にグループ名を " サイモン & ガーファンクル " として、アルバム 「 水曜の朝、午前3時 ( Wednesday Morning 3A.M.) 」 をリリース。

しかしそのデビュー・アルバムは、当初3000枚程度しか売れなかったといいます。

結果にショックを受けたポールは再びイギリスへと渡ってしまい、アートも大学へと戻ってしまいます。

そんな時プロデューサーのトム・ウィルソンが、アルバム収録曲 「 サウンド・オブ・サイレンス ( The Sound of Silence ) 」

をエレクトリック・バージョンとしてシングル発売したところ、これが大ヒット。

続けての 「 スカボロー・フェア / 詠唱 ( Scarborough Fair / Canticle ) 」 は彼らの代表曲となりました。

1968年に、ニューシネマの代表作であると同時に、ラブ・ストーリーの定番ともなった映画、

「 卒業 」 ( マイク・ニコルズ監督、ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、アン・バン・クロフト出演 ) の音楽を担当し、

このサウンド・トラック・アルバムからの 「 ミセス・ロビンソン ( Mrs.Robinson ) 」 で頂点に達しました。

1970年にはグラミーで3部門制覇という、ロック史に残る名曲、

「 明日に架ける橋 ( Bridge Over Troubled Water ) 」 を完成させ、その人気を確固たるものにしました。

このアルバムは、まさに歴史的名盤と呼ぶに相応しい作品でした。

( 「 El Condor Pasa ( コンドルは飛んで行く ) 」 ・ 「 Cecilia ( いとしのセシリア) 」 ・ 「 The Boxer ( ボクサー) 」 ・ 「 Bye Bye Love ( バイ・バイ・ラブ) 」 等 )

このアルバム以降二人はソロ活動に入り、サイモン&ガーファンクルは自然消滅のような形で解散する事になります。

その後、幾度かサイモン&ガーファンクルとして再結成をしていますが、

1981年9月19日のニューヨークのセントラル・パークで行われたコンサートには、53万人もの観衆でを動員し、今も伝説となっています。

日本には1982年 に初来日し、当時の後楽園球場と大阪球場でコンサートを行っています。

その後も時々再結成を行い、全米ツアー等ファンを喜ばせました。





オールディーズ 60年代 サイモン & ガーファンクル

Simon & Garfunkel


* [ Simon & Garfunkel ] Official website *
* [ Simon & Garfunkel ] Wikipedia *






  [ El Condor Pasa ]
 
I'd rather be a sparrow than a snail,
Yes, I would,
If I could,
I surely would ...
 
  *
Away, I'd rather sail away,
Like a swan that's here and gone . . .
A man gets tied up to the ground,
He gives the world its saddest sound,
Its saddest sound ...  *
 
I'd rather be a hammer than a nail,
Yes, I would,
If I only could,
I surely would ...hmm
 
*
 
I'd rather be a forest than a street,
Yes, I would,
If I could,
I surely would ...
 
*
 
I'd rather feel the earth beneath my feet,
Yes, I would,
If I only could,
I surely would ...
 



  [ Scarborough Fair ]
 
  *
Are you going to Scarborough Fair
Parsley, sage, rosemary and thyme
Remember me to one who lives there
She once was a true love of mine  *
 
Tell her to make me a cambric shirt
Parsley, sage, rosemary and thyme
Without no seams nor needlework
Then she'll be a true love of mine
 
Tell her to find me an acre of land
Parsley, sage, rosemary and thyme
Between salt water and the sea strands
Then she'll be a true love of mine
 
Tell her to reap it in a sickle of leather
Parsley, sage, rosemary and thyme
And gather it all in a bunch of heather
Then she'll be a true love of mine
 
*
 



  [ The Sound of Silence ]
 
Hello darkness, my old friend
I've come to talk with you again
Because a vision softly creeping
Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain
Still remains
Within the sound of silence
 
In restless dreams I walked alone
Narrow streets of cobblestone
Neath the halo of a street lamp
I turned my collar to the cold and damp
When my eyes were stabbed by the flash of a neon light
That split the night
And touched the sound of silence
 
And in the naked light I saw
Ten thousand people maybe more
People talking without speaking
People hearing without listening
People writing songs that voices never share
And no one dared
Disturb the sound of silence
 
Fools said I, You do not know
Silence like a cancer grows
Hear my words that I might teach you
Take my arms that I might reach you
But my words like silent raindrops fell
And echoed in the wells of silence
 
And the people bowed and prayed
To the neon God they made
And the sign flashed out its warning
In the words that it was forming
And the sign said,
The words of the prophets are written on the subway walls
And tenement halls
And whispered in the sound of silence
 









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