[ コレット・テンピア楽団 ]     Colletto Tempia and his Orchestra




オールディーズ 60年代 太陽がいっぱい




♪  L'eclipse  ( 太陽はひとりぼっち )  ♪




 




 ♪ L'eclipse  ( 太陽はひとりぼっち ) ♪   1962

- instrumental -


Colletto Tempia and his Orchestra [ ♪ L'eclipse ( 太陽はひとりぼっち ) ♪ ] を "youtube" で聴いてみる …




「 太陽がいっぱい ( Plein Soleil ) 」 で大スターになった アラン・ドロン ( Alain Delon ) 主演 、モニカ・ビッティ ( Monica Vitti ) 共演、

1962年公開の映画 「 太陽はひとりぼっち ( L'ECLIPSE ) 」 の主題曲です。

このレコードのジャケットにも書いてあるように、正に 「 胸を突き刺すようなブルース! 」 です。

真夜中、真っ暗な四畳半に一人この曲を聞いた時には、本当に心打たれました。

青春の孤独・願望・不安・焦燥を掻き立てる、強烈なサックスのツイスティングブルース。

ツイストは通俗的と言われますが、こんな風な感銘的なツイストもあるんですねえ。

オリジナルのサウンドトラックは地味な曲で、これでは映画に影響すると言う事で、

日本側では急遽コレット・テンピア楽団の演奏で、ツイスト風にアレンジして差し替えられました。

これが大ヒット、まるでこちらの方がオリジナルみたいな扱いになってしまいました。

ラジオのヒットパレード等で良く流れていましたから、映画を観なかった人も一度は耳にした事があった筈です。

日本ではインスツルメンタル盤が流布していますが、ミーナが歌っているチョイト違和感あるバージョンもあります。





オールディーズ 60年代 太陽はひとりぼっち






- Viva ! Oldies -







[ コレット・テンピア楽団 ]     Colletto Tempia and his Orchestra



今回演奏しているのは、正体不明と言われるコレット・テンピア楽団です。

名前はイタリアの楽団かと思われますが、どうやら日本の編曲者である寺岡真三氏率いる楽団だとする説が有力です。

コレットは 「 岡 」 。テンピアは 「 寺 」 。 … 寺岡真三と彼の楽団と言う事だそうです。

1962年にリリースされたEPレコードはビクターですから、恐らくビクター専属バンドだったかも知れません。

寺岡真三さんは50〜60年代にかけて、海外の曲を数多くアレンジしていた日本の編曲者です。

コレット・テンピア楽団が演奏する 「 L'Eclisse 」 のテーマ曲は、海外でもオリジナル以上に素晴らしいと大評判でした。

海外リリースのサウンドトラックではコレット・テンピア楽団の演奏は無いようです。

外国ぽくって、実は日本人の楽団と言うのは他にも見受けられます。

エリオ・ブルーノ楽団、コール・ケリーノ楽団、ユージン・コスマン楽団等があり、これらも日本人らしいのですが真偽の程は知りません。

50年代から60年代にかけて日本では映画音楽が良くヒットしましたが、この 「 L'eclipse 」 もその内の大ヒットの一つです。





オールディーズ 60年代 太陽はひとりぼっち 

Colletto Tempia and his Orchestra








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