「くたばれ!ヤンキース」      DAMN YANKEES      1958  アメリカ


[ 監 督 ] スタンリー・ドーネン
[ 音 楽 ] リチャード・アドラー




 野球狂の実業家ジョー・ボイドおじさん(ボブ・シェイファー)は,

大のワシントン・セネタースのファンである。

 今日もニューヨーク・ヤンキースに、ごひいきセネタースが負けそうなのをテレビで見て、

歯ぎしりすることしきり。

妻メグの心配をよそに、

「俺がホームラン王になれたらなあ、たとえ魂を売っても…」 と1人ごとを言った。

 すると悪魔のアプルゲイト(レイ・ウォルストン)が忽然と登場した。

ヤンキースの馬鹿げた強さに反感をもつこの悪魔は、

ジョーを中年から青年にもどして、ホームラン王にしてやろうというのだ。

 9月24日に、彼が望めば元の姿にもどれるとういう条件つきで若返ったジョーは、

名もジョー・ハーディ(タブ・ハンター)と改めて、たちまちセネタースと契約した。

 ジョー・ハーディ。 背番号2。 ミズーリ・ハンニバル出身。

飛距離200メートルの怪物バッター。

彼の猛打によってセネタースは全勝への道を突進して、

ヤンキースをおびやかすようになった。

 しかし、球場ではヒーローになったジョーも、家庭をもたぬ淋しさから、

元の自分の家に下宿して、妻と話をするのを楽しみにした。

 この契約違反に怒ったアプルゲイトは、

179歳の妖女ローラ(グウェン・ヴァードン)を美しい娘にしてジョーを誘惑させた。

男を誘惑し破滅させるのが得意なマジョのローラ、「坊やのことはまかせて、朝飯前よ」。

 ところがローラはかえってジョーにすっかり参ってしまった。

ますます怒ったアプルゲイトは、約束の条件により9月24日深夜に、

ジョーを元にもどすと宣言した。

 ところが、その翌日の25日のヤンキースとの試合に勝てば、

セネタースは優勝する機運にあるのだ。

ローラはアプルゲイトに睡眠剤をのませるというトリックを用いた。

 アプルゲイトが眼を覚した時、試合は9回の裏、

1対0でセネタースがヤンキースをリード中だった。

 ヤンキース打者がフライを放ち、ジョーがバックした瞬間、

アプルゲイトがジョーを元の中年にもどした。

しかし、変った肉体条件によろめきながら、ジョーの一心は球を見事にキャッチした。

 セネタース優勝決定の一瞬、顔をかくすようにしたジョーはダッグアウトから姿を消した。

久しぶりの夫をメグは喜んで迎えた。

悪魔のアプルゲイトが、またジョーを栄光の世界にさそいにきたが、

しっかり抱きあった2人の姿には、退散のほかなかった。

楽しいミュージカルです。                        (by goo映画)



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